古くから椿油を初めとした様々な髪につける整髪料が愛用されてきました。
1970年代頃泡状のヘアムースが発売され、それまでのベタベタ、ギラギラ感の強かった整髪料から、サラサラとしたさっぱり感が支持されるようになりました。
それに加えて、香りの強いものも敬遠されるようになり、『微香性』や『無香料』のヘアケア商品が主流になりました。
80年代になるとシリコン系の感触の良くなるヘア商品が爆発的に売れました。
しかし、パーマネントがかかりづらくなる・髪の感触が良くなるのは一時的で、結局髪が細くなり傷んでしまう…という理由で美容業界では『シリコン』が次第に敬遠されはじめました。
しかし、簡単にツルツル、ピカピカになるにはシリコンに勝るものがなく、各メーカーとも表示指定成分ではなかったシリコン油を明示せず、また表示しても『水溶性シリコン』という“水に溶ける”かの印象を与えるシリコンを配合して発売していました。

 

「水溶性シリコン」のキーワード検索サービスから、このページをご覧になった方へ

もう1度検索サービスに戻り、Web登録されているホームページの紹介記事を、ちょっとお読みください。
 面白い現象が起こります。
 水溶性シリコン= 検索結果は大雑把に分けると2つの分野で使われています。1つはヘアケア商品。もう1つは車の塗装や洗車関連です。
ヘアケア商品のHPでは「水溶性シリコンだから水で簡単に落ちる」とあり、その下の洗車のHPには「超水玉撥水を可能。 脅威的な水弾き効果が長期間持続」とありました。
  面白いでしょう。  
使われているシリコンの精製方は微妙に違うのでしょうが、使用結果が正反対になるということはありません。同じ素材でも商売によっては正反対に表現される…という不思議なお話でした。

 

全成分の表示が義務化されました。

2001年春より、102種類の「表示指定成分」が廃止され、その代わり、配合成分の全品表示が義務化されました。
これにより使う人が裏のラベルを見て、自分でチェックしてアレルギーなどのトラブルから安全かどうかを見極めるという『自己責任』が大きくなったということを覚えていてください。


Q、 

私の使っている製品には「シリコン」という文字が書いてありません。
  …中略…入っていないから安全ですか?
                東京都 アッコサンからの質問メールより

         まず、『シリコン』という名前では表示されていません。
表示名称は○○ジメチコン、ジメチコン○○○…など『メチコン』という表示がされています。(表示別名称 メチルポリシロキサンなど)
 シリコン自体アレルギーを起こす成分ではないとされていますが、アメリカのFDA(食品医薬品局)が92年に臨床試験以外の使用は認めないとして製造中止になりました。日本ではOKでも国によっては使用制限がある成分は意外に多いのです。
 家電業界でもファンヒーターが作動しなくなることが問題になりました。『シリコン現象』といわれていますが、原因として、シリコンが配合されているスプレー式などのヘアケア商品などを密閉された部屋の中で使うと空気中に発散された成分が燃焼部、フレームロット部にシリコン酸化物が付着し作動しなくなるというのです。

 また、アブラ(有機ケイ酸ポリマーのシリコン樹脂)であるシリコンと水を乳化させるための合成界面活性剤が必ず入っています。 
合成界面活性剤については他ページでも記述しておりますので参照していただきたいのですが、このページでは『アルコール基材』について取り上げます。
 何故、アルコールを入れるのか…
まず、各成分を溶かし合わせるためです。またスプレーには、水分を蒸発させるため「速乾効果」として使われています。
アルコールには水分を蒸発させる効果がありますが、頭皮や髪をも乾燥させてしまいます。そして、髪が「たんぱく変性」を起こし枝毛、切れ毛の原因にもなることもあります。

ただし、誤解のないように強調しておきますが、アルコール=悪…ということではありません。アルコール含有量の多いものは避けたほうがいいということです。
ちなみに“火気厳禁”と明記している製品の容器をご覧になって見てください。実質内容量とアルコール含有量の差を…。

 ついでに…。
 ヘアートニックにもアルコールが入っています。アルコールが蒸発するときのスッとする爽快感が目的です。しかし、前述したように「アルコール含有量の多いものは避けたほうがいい」というように50%以上もアルコールが入っていると、もはや
髪の自殺行為のようなものです。

 

スタイリング剤の種類と主な成分

ヘアワックス

油性成分を加温溶解し固形化したもの

  • アクリル樹脂系のフィルム形成剤 (一種の接着剤、髪を固める作用)

  • 合成界面活性剤

  • シリコン油

  • 鉱物油などの油分

  • アルコール(1部)

  • その他(紫外線吸収剤、酸化防止剤など)

ヘアムース

水とアルコールのエマルジョンタイプのものを起泡剤(界面活性剤)で泡状にしたもの

ヘアミスト

液体状をスプレイヤーで塗布

ヘアクリーム

クリーム状に粘度をつけたもの

ヘアスプレー

LPGなど噴射剤を使ったエアゾールタイプ。水を含まないアルコール基材なので速乾性がある

つまり、泡なのかスプレーなのかの形状の違いはあっても、スタイリング剤の内容成分にはほとんど差がありません。

CMに出てくるような髪のツヤは、人工的なコーティング剤の作用であって、けっして私たち自分自身の本来の美しさではないのです。
“プラスティックの薄い膜”が、髪の表面を被っているだけで、くっついたら剥がれにくく、髪のキューティクルを傷め、毛穴をふさぎ、最終的には髪が痩せたり、薄毛の元になっていくとしたら…それでもあなたは、使いつづけていく勇気はありますか?




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頭皮のエイジングケアは、単品でできるものではありません。
毎日、洗浄力の強いシャンプーや、シリコンでツヤを出すような製品でのお手入れでは、健やかな髪を維持するのは困難です。
一つ一つのお手入れの積み重ねによって、徐々に本来の「強く」、「美しい」髪を育てる頭皮に生まれ変わっていくものだと考えます。